写真に「スケールの大きさ」を出す方法

Digital Photography Schoolから。例によって大まか翻訳、一部超意訳。

風景や建築を撮影しても、そのスケール感がうまく写真に出なかった、ということはありませんか。特に、メインの被写体が大きなものだったときなど。

大きさをうまく写真で表現するコツの一つは、中に比較できるものを盛り込むことです。
写真を見る人にとって身近なものを入れれば、サイズが伝わりやすくなります。

比較にするものは色々ありますが、一番良いのは「人間」を入れることです。誰でも「人間」の大きさなら想像できますし、鑑賞者の身体的感覚に訴えることもできるでしょう。

いくつか例を挙げます。

Friends

2人の人が崖に座っています。高さが良く伝わります。


A Radiant Future

上半身の一部だけですが、広さ、大きさを感じさせるのには十分です。ベルギーの駅だそうです。


Black Angels from a White Future

階段もひとつの比較の規準となりますが、人物が加わることでいっそう効果的になっています。


A LAND OF GIANTS in Giant Fog

見上げる子供がいることで、木の大きさ、高さが大変強調されていますね。


Raising the Roof at Ely Cathedral!


見方よっては邪魔だと思うかもしれませんが、人の存在によって聖堂の大きさが分かります。


Lone in Dune - Sand Dunes, Stovepipe Wells, Death Valley National Park

小さく写った一人の人物。大砂漠という印象をもたらします。


At the Feet of an Ancient Master

瞑想している女性は、写真に意味を与えるだけでなく、幹や根の太さを私たちに伝えてくれます。


2005-02-01 Between and betwixt geometries, Antigua

船は一部しか映っていません。しかしその巨大さが人々の大きさと対比されることで良く分かります。


Midiendo fuerzas...

トリック的に使うと、こんな面白い写真も撮れますよ。でもこのテクニックに関しては、また別の機会に。

最後の写真についての記事もそのうち訳してみたいと思います。面白そうですね。

風景写真の撮りかた―被写体別撮影テクニック

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